THEME
山の奥の暮らしから社会を再開拓する
Practice of autonomy and cooperative
私たちは、長野県小谷村真木集落にて、暮らしを見つめ直し、新しく創造していくための宿と学びの場をつくります。
拠点となるのは築150年の茅葺き屋根の古民家。
先人の知恵を学びながら、周囲の自然環境や地形、かつての人々の暮らしの形跡をよすがに、生活の中に当事者性を取り戻すための実践の場です。具体的には、私たちを守ってくれる茅葺きの屋根を葺き直す。山にあるものを使い現代の生活に適合するように空間を再構成する。
炭窯や陶芸窯など山村資源を生かすための施設を整備する。山の資源と現代の技術を用いて新しい建築材料を開発する。
これらのプロセスは開かれた形で行なわれることで、互いに学び合い、一人一人の環境を使いこなす技術の向上を目指しながら、自律的で有機的な新しい形の共同体を構想しています。
事業内容
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建築事業
そこにある素材・資源を活かした建築の実践と学びの場づくり。真木では、建築の設計施工を協働する場としてデザインビルドプログラムを実施し、既存の建築物の改修や新築することを通して、地域内外のネットワークをつくる。
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民泊事業
山を開拓する暮らしと建築、ものづくり(陶芸や家具など)を体験できる山奥にある「泊まれる工房」真木の集落と山を巡るエコロジカルツアー、生活とものづくりを一緒に体験できるビルディング(リビング)ツーリズムを実施。もちろんのんびりと過ごすことも可能
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出版事業
自主制作のZINEを発行しています。本の企画・執筆・編集・発行・販売を通して、自分たちの取り組みに対する理解を深め、発信していく。
メンバー
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両川厚輝
1993年 長野県生まれ
2022年 東京大学大学院博士課程を単位取得退学。
在学中より長野県小谷村真木集落にある先祖代々の茅葺き民家・中和出に住む。大学では建築や民俗学を勉強し、南米で震災復興などを経験。一般社団法人ミンガヤ・コレクティブ共同主宰。 -
川崎光克
1993年 北海道生まれ。
2017年 AL BORDE ARQUITECTOS(エクアドル)のインターンを経て、2019年東京大学大学院修士課程修了(環境学)
2021年 一般社団法人ミンガヤ・コレクティブ共同主宰
2023年5月 インドの旅の記録「共同体研究記」を刊行 -
山中楓菜
1998年生まれ
2022年、名古屋市立大学人文社会学部現代社会学科卒業。
在学中1年間休学し、インドのSam Higginbottom University of Agriculture, Technology & Sciencesのマキノスクールにおいて持続可能な農業と農村開発を学ぶ。
2022年から2023年にかけて真木で暮らす。手仕事がすき。 -
小串賢司マルセロ
1996年 東京都生まれ。
2016年 教皇庁立エクアドルカトリック大学建築学科入学。
キトの歴史地区におけるリノベーションやまちづくり協議会による外部空間の利用促進プロジェクトに携わる。
2021年ミンガヤコレクティブ共同設立。
帰国後は群馬県にて空き家を改修しながら暮らしている。